車で生活してます
私の友人のなかで、とても面白い生活を営んでいる方がいます。帰る家があるのに車で寝泊りしているのです。
「アパート一人暮らしだからね。帰っても帰らなくても変わらないんだよねぇ」
理由を聞くと、そんな答えがいつも返ってきます。
アパートに帰るのは週3~4日くらいなもので、週の半分は車での生活になっています。さぞ車での寝泊りは辛いだろうと思われますが、私が見たところ、非常に快適な空間でした。
ステーションワゴンタイプの彼の車は、さらに運転席と助手席以外は生活空間のように改造されており、充分に寝そべって寝ることが可能です。それに、何と布団と枕も常備しているという用意周到ぶりです。
その他装備も充実しています。ガスコンロ、ランタン、折畳机・椅子などのアウトドア用品から、各種生活用品や夏場の熱い日用の小型扇風機まであり、本当に暮らしの空間になっていました。
もともと、こんな生活をはじめたのは、通勤時間が勿体無かったからだそうです。自宅から会社まで片道、車で約1時間。勿体無いので会社の近くの公園の駐車場に車を駐車し、寝てすごしたのが切欠だといいます。
確かに往復で2時間。時間は勿体無いようにも感じますし、朝と夕方はラッシュ時ですからストレスも溜まりますからね。
さらに、アウトドアが好きでキャンプや野宿を嗜んでいる人間なので、こういう生活の方が性分に合っているようです。
ちなみにお風呂は、深夜まで営業しているスーパー銭湯で済ませ、面倒な日はお風呂に入らず、会社で洗髪する程度だそうです。。
夜の星を見ながら寝るのも素敵なんていう、ロマンチックなことも言っていましたね。一度夜更けまで彼と遊び明かした日に、面白半分で彼の車で寝てみたのですが、確かに外の自然を眺めながら眠るのは気持ちが良かったです。寝心地は正直、家のベットに比べたらちょっとという感じでした。
「それにさぁ、家のガス代や電気代の節約になるよ」
と最後に笑いながら付け加えていたのですが、週の半分しかアパートに帰っていないのでしたら、家賃の方が勿体無いんじゃないかい? と突っ込みそうになりました。